ピザといっても日本にはいろいろな種類がありますね。
簡単に説明しますと・・・
アメリカ風ピザはパンのような厚めの生地の上に、たくさんの具材がトッピングされて、生地も具も厚いので低温でじっくり焼き上げます。とてもボリュームがあり、これも美味しいですよね。
イタリア風ピザは、ざっくりローマ風ピザと、ナポリピザの二つに分けられます。
ローマ風ピザは、麺棒などを使って薄く伸ばした生地に、様々な具をトッピングして焼きあげたパリパリ食感のピザです。
ナポリピザの発祥は、
1889年にイタリア国王とマルゲリータ王妃がナポリを訪問した際に、ナポリのピザ職人がピザを献上したのですが、
この時のピザが、トマトソース、バジル、モッツアレラチーズのトッピングで、トマトの赤、バジルの緑、モッツアレラの白の3色が、イタリアの国旗のカラーと同じということで、「マルゲリータ」と名付けられ、今や、最も有名なピザの一つですね。
真のナポリピザの定義としては以下のルールがあります。
①ピザ生地の材料
小麦粉・水・酵母・塩 これだけです。
オリーブオイルは入れません。
(ローマ風ピザ生地にはオリーブオイルも入れますが)
②生地の伸ばし方
麺棒は使わず、手で伸ばします。コルニチョーネ(ピザの縁の部分)を、
つぶさずに残すようにして、焼きあげた際に縁がふっくらするように
伸ばします。
③窯の床面を使って直焼きをする
窯の中で職人がくるくる回しながら焼いてますね。
④窯の燃料は薪もしくは木屑のみ
約90秒ほどの短時間で外サクッ、中モチモチのピザに焼きあげます。
当店のピザは、①②④の条件は満たしていますが、
残念ながら③だけは違います。
ピザ窯が特殊なペレットという燃料(木屑を圧縮したもの)を使っていて、
窯の構造上、下火が強く、直でピザを焼いてしまうと裏だけが焦げてしまいます。
なので、ピザ用の網の上で焼きあげます。
ですが、450度以上の高温で焼きあげ、しっかりと縁も残してふっくらとした食感のピザが焼きあがります。
ナポリピザはシンプルな具材が一番美味しいですが、当店では、和を取り入れたメニューも考えています。